629日、にじパズカフェを開催しました!テーマは「就学について聞こう・話そう」

なんと、12名ものご参加をいただき、多くの方が障がい児や支援が必要な子どもの就学について興味があるのだなと思いました🥺

お申し込みの時にいただいていた質問に沿って

支援学校について

支援級について

通級について

のテーマでお話をしていきました。

こたえたのは🌈にじいろパズルメンバーですが、経験や自分の体験、自分や子どもの感想などをもとにこたえているので、

必ずしも皆さんも同じように感じるかはわかりませんが、経験者の話としてご参考になればうれしいです👍

 

支援学校について

・どんなお子さんが通っていますか?🧒🏻👦🏻

今年入学した1年生でいうと、

自閉症児が7割ほど、ダウン症児が2名、知的障害、難病、発達の遅れなどが数名です。

・入学までのスケジュールは?📝🛣

支援学校を希望した場合は、スムーズに運びます。6月就学相談、7月行動観察(すぐに判定)10月特支面談(入学意思確認、子の行動観察)12月入学決定通知、2月入学説明会、(入学後)5月、学校担任と昨年度通園担任との引き継ぎ。

・2歳違いの兄弟姉妹で、放課後デイサービスと学童をそれぞれ使うと、どんな感じになりますか?🏫🚗🚲

放課後デイサービスは、送迎に関して事業所によって異なる場合があるので利用までに確認が必要です。学校〜事業所間のみ送迎で、

 自宅〜事業所間は保護者の送迎が必要なところもあり、その場合だと帰りはお迎えに行かなくてはならないので、学童に通う兄弟姉妹の帰宅時間を調整する必要があります。

 学童の方は、帰宅時間を都度連絡で変更することも可能だと思いますので、お迎え時間に合わせて設定・調整するといいと思います。自宅から全て送迎してくれるディもあります。


・子ども同士のトラブルなどに、先生方がどのように対応しているか。👩‍🏫🍀

同級生ではまだそのような事がなかったので上級生ママに聞いてみたところ、クラスは別でも体育や音楽など学年揃って行う授業の際に、距離を取るよう配慮したり、気にかけて下さることはあったそうです。ただ大きな事でない限り、連絡はあまり来ない様子です。気になる事があった時には、担任にどんどん聞いた方がいいと思います。 

 また支援学校にも、いい先生と、ちょっとな先生は正直いると思います😅ただ、先輩ママさんからの噂などを鵜呑みにするのではなく、1つのアドバイスとして受け止め、大事なのは自分自身が先生と向き合って判断する事だと思います👍


支援級について

・支援級で実際に行われている「合理的配慮」の例をおしえてください。🏫👦🏻

音が苦手な子にはイヤーマフをつけたり、クールダウンできる場所を作ってくれたりしています。字が書けない子には、先生が薄く書いてくれてそれをなぞったり、字が読めない子には写真や図を使って作業の説明をしたりしています。

 小学校入学後すぐに「個別支援計画書」を作るので、家庭から学校にしてほしい支援を書き込むことができます。保護者の「してほしい支援」と、現場が「したほうがいいと思う支援」を双方で話し合いながら丁寧に考えていきます


・小平では、ダウン症の子は基本的に支援学校に行くと聞きましたが、支援級でのダウン症の子どもは何人いますか?👦🏻🧒🏻

うちの子が通っていた小学校の支援級では毎年常に2名~3名はダウン症の子がいました。ダウン症だからといって支援学校とは限らないと思いますよ。ダウン症の子で受験をして地域ではない支援学校(中学から)に行った子もいますし、一般の会社に就職した子もいます。


・途中で支援学校に行くように言われたりなどありますか?🛣

基本的にはないと思います。どこで学習するかは親子で決めることだと思います。ただ、5年生からクラブ活動や委員会活動などが始まり、活動が複雑だったり、責任あるものになってくると、自主的に支援学校に移る家庭はあります。


・先生はどのくらいいますか。👨‍🏫

各クラス担任と、クラスに1名ずつ介助員が付きます。介助員は、付きっ切りでの介助が必要な子どもにはずっとついているので、それ以外の介助員でいろんなクラスや子どもたちを見ている形です。もしずっとついている必要がある子どもが多く、介助員が足りないなどということがあっても、必要な場合には必要な数の介助員を配置できる市の制度もあるようです。


・中学校の支援級はハードルが上がりますか?🏃‍♂️やはり、今までなかったテストがあるというのは大きいと思います。宿題や漢字テストなどでも、できる子はどんどん進んでいきます。


通級について

・通級はどんな感じの支援なの?🎒

通級は、学習補助ではないので、授業のフォローなどは基本的にはしていません。その子の特性などに合わせて、個別活動、集団活動、またはその両方で活動内容を組んでくれます。個人活動は、先生とマンツーマンで行います。得手不得手に合わせて、様々な工夫を凝らした指導をしてくれます。(にじパズカフェでは、より詳しい内容もお伝えしました。集中力が必要な作業も多くしています。)

 また、グループ学習では集団生活の中で大切なことを学んでいきます。こだわりが強かったり、途中で切り替えが苦手な子のためにも、その子一人一人に合った、必要な支援をいろんな角度から考えてくれます。

 とにかく、自己肯定感・達成感をたくさん感じさせてくれ、その自信が子どもの成長につながっていると思います。通級の担当の先生と、担任と、保護者の三者面談も多く、それぞれの情報や様子を共有して、よりよい支援、必要な支援をしてくれています。  

 通級支援があるたび(週に一日・1コマ~3コマ)に、毎回の様子や写真を載せてクラスの様子、活動の様子が分かるようになっています。また、担任から、家庭からの欄には、それぞれの様子などを書くことができます。

 ・通級は、入学と同時に開始したほうがいい?📖(うちの子は合う環境、合わない環境がはっきりしていて、もし通級に入って合わなければ、やめることができるのか心配。)

通級は、学年の途中からでも利用開始することができるので、何度か体験や、学校に入学してから通級の様子を見て決めてもいいのでは?


・通級利用者の放課後活動はどうしていますか?🧢

→通級は、知的障がいがあれば利用できないので、基本的に放課後デイサービスは利用できないと思います。何らかの方法か理由で、通級や普通級に通うお子さんが放課後デイサービスを利用していることもありますが、それについてはよくわからないというのが正直なところです。学童は、手帳などがあれば6年間利用できるので、それを利用してもいいかもしれません。


障害当事者でもあるメンバーのオサディが、今日のカフェで様々な親御さんの想いを聞いて...💁🏻‍♂️

自分は親の苦労はあまり知らないので、皆さんが日々励まれていることに感銘を受けたし、とても勉強になりました。

ひとつ皆さんにお伝えしたいこと、それは20年後お子さんがどのような人生を送っていて欲しいか、を想像して今を行動することです。

目の前にある就学のその先の、遠い将来を考えてみると、また新たなものに気づけるかもしれません💡


インクルーシブ社会の実現に向けての取り組みも様々あり、精力的に活動をするオサディ。

障害を持つ子にも『普通級を選択する』権利があるということを、私たち親が認識していたら、もっと道は広がると思います🖼


このように、今からお子さんが就学をする今まさに就学活動中の方々からの疑問質問をにじパズママたちが、経験をもとにこたえていきました。

にじいろパズルが思うこと🎨💭

それは、いろんな話を聞いたとしても、最終的にお子様の就学先を決めるのは保護者です。お子様のために、よりよい環境でより良い教育をと思うご家庭に寄り添いたいと思います。でも、一度決めた就学先が一生続くわけではないし、絶対に変えられないわけでもありません。

ぜひ、体験・見学もたくさんして、いろんな人からいろんな話も聞いて、今、より良いと思う就学先が見つかりますように✨🎋