2021.4.25 オンラインで開催されたアクセプションズ主催【就学相談ワークショップ】に参加しました!
こちらの会では、今の日本の教育のインクルージョンの現状や学びを受ける権利について、実際の就学相談がどのような流れで行われるかなど説明してくださいました。オリジナルの「就学意思決定シート」と「学校環境調査票」を配布してくれ、これは実際に学校と必要な配慮や支援について話し合う際に役立ちそうでよかったです。チャットでは個別の質問にもどんどん対応してくれ、小平の現状も少しご紹介してきました。
アクセプションズはダウン症児者の理解と啓発に力を入れている団体なので事例や参加者もダウン症の子どもの親御さんが多かったのですが、先のシートは障がい区分の分け隔てなく活用できるものにするため今後改訂していかれるそうです。
【良かったこと・学んだこと】
・就学相談で合っているところを探すというよりは、行きたいところでどう配慮を受ければ 理想の形に近づくかを考える。理想と乖離する部分の調整を合理的配慮に求め埋めていく。
・ツールにはまらないから諦めるのではなく、ツールを理想に寄せる。
・お願いベースで話すが、譲れないところは上部機関に相談。
・合理的配慮という理想郷があるわけではなく親も学校も手探りで支援方法を探すのだから、その子どもが今何を必要としているかを具体的に把握したり言語化してお願いすることが大切。
・権利や法や制度はもちろんあるので親もしっかりそこは理解しておくべき。ただ、学校と話し合う中ではやはり正論より一般論に落とし込んで話す方が共感を得られやすい。
・一度決まったことも調整、相談できることを忘れない。
・「誰も置き去りにしない」SDGsを活用。
・交渉時の摩擦はチャンス!
・就学相談を受けないでいいと言われたならそれでいいが、いま園で受けてうまくいっている配慮を園を通してしっかり学校に引き継いでもらう
など。
翌朝さっそく、園で加配の大ベテランの先生に「そんな会に出てきました。こんな風にアドバイスをもらいました。」とお話ししてきました。その先生が入ると本当に魔法のように指示が入るのです。が、これをどう言語化し学校に引き継ぐかが問題です。その日はひとまず「この件について、これからまた何かアドバイスがあったらお願いします!」とお伝えしてきました。1年かけて今受けている支援の良い部分をうまく地域の学校へ引き継げるよう先生方と相談を続けたいと思います
(文・こもり)
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